
面白おかしい”熱演”で見物客を沸かせる御田植式
中津市耶馬渓町の桧原山中腹にある桧原山正平寺(桧原順亨住職)で十三日、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る行事「桧原マツ」(県指定無形民俗文化財)があった。”神仏習合”の珍しい儀式と、ユーモラスな「御田植式」を見ようと多くの参拝客が訪れた。
法要などに続いてみこしの「お上り」。ホラ貝の音を合図に、白装束に身を包んだ僧兵や、僧侶、三基のみこしが下宮から約二百メートル離れた本堂に向かった。
この後、境内で呼び物の「御田植式」。小雨が降る中、編みがさ姿の男衆がくわやかま、牛などを模した道具を持ち「水止め」や「田打ち」「あぜ塗り」「代かき」「種まき」など昔の農作業の様子をユーモアたっぷりに演じた。
見物客とのやりとりが盛り上がるほど豊作になるとされ、演じ手は「大きな穴があいちょる」と大げさに観客の足元を埋めたり、「ハチに刺された」とおしりを抱えるなど面白おかしく”熱演”。観客からも「こっちもあるで」「もういいごたる」などの掛け声が次々に飛び出し、爆笑の渦だった。
桧原山は英彦山六峰の一つとして約千三百年前に開山し、山岳仏教の修験場として栄えた。梵字(ぼんじ)が刻まれた古い鳥居やみこしなどがあり”神仏習合”が色濃く残る。「桧原マツ」は祭りがつまったもの。地元の三集落が保存会をつくり継承している。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
![]()