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プチプチ食感 魅力の海藻 海ぶどう

[2008年04月16日 10:52]

「新鮮さはどこにも負けない」と話す前田さん(左)と依田さん

 「新鮮な海ぶどうを食卓に」―。日出町大神の日比浦で依田欣文(よしふみ)さん(28)と前田晃拓(あきひろ)さん(27)が、沖縄特産で有名な海藻「海ぶどう」の養殖に取り組んでいる。日出町の温暖な気候が海ブドウの成長に合っており、二人は「沖縄県以外の養殖は珍しいはず。日出町の新しい特産品になるよう早く採算ベースに乗せたい」と張り切っている。
 二人は東京海洋大学の同級生。卒業後、沖縄県の海ぶどうの養殖会社に就職したが、出資金がそれほどかからず取引単価も比較的高い海ぶどう養殖で独立しようと決意。沖縄県以外でできれば、競合を避けられ、本場より輸送コストが削減できると考え、有限会社「マルイケ」をつくり、二〇〇五年十月から日出町で生産を始めた。
 「光合成をするので日照時間が長い日出町は最適。栄養分の与え方など管理が難しいが、そこは技術でカバーしています」と依田さん。
 養殖場は、かつてヒラメ養殖に使用していた施設を二人でこつこつ改造。約千百平方メートルの広さに百平方メートルの水槽が十あり、月一トンほど生産する能力があるが、生産が安定せず、昨年はほとんど出荷できなかったという。
 少しずつ問題を解決し三月末からようやく出荷を再開。今はまだ週に十キロほどの生産量だが、JA日出町の直販店で販売もしている。
 前田さんは「歩留まりをいかに良くするかが課題。新鮮さはどこにも負けないので、ぜひ食卓で味わってほしい」と話す。
 依田さんは愛知県、前田さんは鹿児島県の出身。会社名「マルイケ」は大学のキャンパス内にあるたまり場の呼び名で、そこでよく将来の夢などを話し合ったという。
 二人は「応援してくれる人に応えるためにも早く経営を軌道に乗せたい。そうなればほかの海藻の養殖などにもチャレンジして町を海藻の町として有名にしたい」と話している。

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