
彩りも鮮やかに完成した「花見弁当」。世代間交流の場は、高齢者の生きがいにもなっている
由布市庄内町のNPO法人「ゆふのAI」(佐藤照代理事長)は毎月一回、地域の高齢者と若い世代が料理を通して交流を深める「料理教室」を開いている。豊富な経験を生かし、料理の知恵と工夫を伝授しながら、高齢者たちは生き生きと調理を楽しんでいる。
料理教室は、自宅に閉じこもりがちな高齢者に地域と交流する場を設け、生きがいづくりにつなげてもらうのが目的。毎月第三水曜日の午前九時半から、同町柿原のふれあいサロン(庄内老人福祉センター)で開催。旬の食材を使い、季節に応じた献立を自分たちで考え、会話に花を咲かせながら料理に取り組む。
十六日にあった教室には、NPOのメンバーや地元の高齢者、幼児がいる母親など約二十人が参加。この日のメニューは「花見弁当」。サンドイッチのように、セリやシイタケなどの具材を酢飯で挟み込む「すしサンド」、ヨモギやナスのてんぷら、セリの白あえといった料理を、高齢者が引っ張る形で手際良く調理していった。
その間にも高齢者は若い母親たちに、てんぷらの衣が焦げないこつや吸い物の味を深めるひと手間などを伝授。
初めて参加した生野美穂さん(30)は「料理だけでなく、人生の先輩として学ぶことも多い。これからも参加したいですね」と笑顔で話した。
佐藤理事長は「料理教室を通して高齢者の生活に張りが生まれ、生きがいとなり、認知症の予防にもつながるはず。これからも多くの参加を呼び掛けたい」としている。
料理教室の問い合わせは「ゆふのAI」(TEL097・582・0939)まで。
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