
教諭逮捕を受けた大分市教委の緊急校長会。学校単位の懇親会の自粛を求めた
大分市内の中学校教諭が十三日、飲酒運転で追突事故を起こしたことに伴い、市教委が市内小中学校に懇親会の自粛を求めたことが波紋を広げている。教育関係者の宴会は軒並み中止になり、予約取り消しが相次ぐホテル関係者は困惑。飲食店からは「店としても飲酒運転撲滅を呼び掛けている。全体にまで自粛を求めるのはやりすぎでは」との声も上がっている。
大分市内のホテル。事故が報道された直後、二件のキャンセルが入った。その後、立て続けに五件。学校の宴会だけに三十―百人と規模が大きい。「すぐに穴埋めはできない。影響が大きすぎる」と担当者は困り顔だ。別府市内でも四件のキャンセルが出た。「既にスタッフの手配も済ませていた。突然のことに戸惑っている」。
事故後、市教委は市内の八十八小中学校の校長を集め、各校で研修会を開き、学校単位の懇親会を五月末まで自粛するよう指示した。大城久武教育指導課長は「人ごととせず、事の重大性を認識してもらうため」と説明する。自粛するのは「学校全体の飲みごと」と言うが、二十代の女性教諭は「職場の仲間同士でも行きづらい」。
大分市都町の居酒屋経営者(31)は一年半前を思い出す。県職員が飲酒当て逃げ事件を起こし、県は職場単位の懇親会を二カ月間自粛した。「ただでさえ客は減っていたのに、あの時はさらに落ち込んだ。一度遠のいた客足はなかなか戻らない。今回も心配だ」。
県飲食業生活衛生同業組合の大平芳正事務局長は「業界挙げて飲酒運転撲滅に取り組んでいる中、今回の(市教委の)措置は酒を提供する店側が悪いような印象を与えかねない。酒を飲む際の守るべきルールを徹底させる方法は、ほかにないものか」としている。
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