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バスケットボール男子・大分ー愛知の熱戦=11日午後、大分市コンパルホール
メダル133個
「お元気で」「また会いましょう」。13日、大分市の九州石油ドームであった第8回全国障害者スポーツ大会・大分大会の閉会式。他都道府県の選手を見送る大分県選手団は笑顔と満足感にあふれていた。
大分県からは290選手が出場。陸上、卓球、水泳など個人競技で金63を含む過去最多の133個のメダルを獲得。総数は東京に次いで2番目に多かった。一方で団体競技は優勝が期待されたソフトボールを含め、いずれも初戦敗退。個人と団体で明暗を分けた。
県は地元開催に向けて3年前から競技力向上に着手。大分国際車いすマラソン大会などで「障害者スポーツ先進県」として知られる大分だが、選手集めから始めた団体競技も多かった。
競技性を高める
バスケットボールチームは男女とも初心者で編成。男子は宇佐市の県糸口学園や糸口通勤寮の利用者が中心となったが、中村ひろこ監督(32)=県糸口学園職員=は「最初はルールも知らない状態。どう指導したものかと頭を悩ませた」と振り返る。
県障がい者体育協会は「単なる『運動』を『スポーツ』に変えた3年間だった」と話す。陸上の大会に公式審判員を配置したり、団体競技は指導者を招いて強化するなど競技性を高めてきた。県も本年度は約4600万円(大会期間中の選手宿泊費を含む)を強化費に充てた。
そうした中で臨んだ障スポ大分大会。バスケットボールは男女とも初戦で敗退したが気迫のプレーを見せた。中村監督は「技術はもちろんだが、プレーする喜び、負けた時の悔しさを感じるようになるなど大きく成長した。選手は今後もクラブチームとして活動を続けることを望んでいる」と話す。
広瀬勝貞知事は「他県でも障害者スポーツのレベルは上がっている。先進県として油断はできない」と話す。しかし来年度以降、十分な強化費が確保できるかどうかは不透明で、中村監督は「引き続きバックアップを」と訴える。今回の大会を契機にした障害者スポーツ全体の底上げが求められている。
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