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天皇杯・皇后杯を中心に記念撮影する県選手団=7日午後、九石ドーム
少年が成年上回る
今までの開催県とは異なる”大分流”の強化策は成功した。「手づくり選手」(大分県出身選手の育成・強化)を中心に天皇杯(男女総合優勝)に挑んだ大分。大会途中で天皇杯、皇后杯(女子総合優勝)が確定。最後は2位東京に493・5点差をつける圧勝だった。
特徴は少年(高校生以下)の活躍。競技得点は少年が1004・5点で成年(大学生、社会人)の982点を上回った。県国民体育大会・障害者スポーツ大会局競技力向上対策課の安東雅幸主幹は「他県は社会人を外から引き抜くので成年が高得点。それがない大分は高校生が高かった」。
強化費は2008年度が県体育協会の1・1億円を含めて約4・5億円。主な使い道は練習会や遠征の費用。07年開催県の秋田は国体当該年で約7億円もあった。
卓球は中高一貫の強化策で全国トップ級の「手づくり選手」を生んだ。創部7年目の明豊中学・高校が拠点。全員明豊の少年男子が準優勝、明豊出身者が2人いた成年男子が八強入りした。藤本賢司監督(明豊中教)は「地元出身者だけでもやればできる。強化の方法をつくるまで大変だが、一度出来上がれば形として残していける」。
"財産”どう生かす
課題は日本一になった競技力の維持。秋田は他県から連れてきた選手が流出。08年は総合23位と大きく落ち込んだ。「人材もノウハウも財産として残る。秋田ほど落ち込まない」と安東主幹。
その”財産”を生かすための条件整備が求められる。県の強化費は削減される可能性が高い。重量挙げは宇佐、大分工、杵築が合同で強化合宿をほぼ毎週末に行い、強豪県になった。大分工の寺岡陽一監督は「一緒に練習して選手が刺激し合える。来年は予算の関係で合宿や遠征の数は減るだろうが、工夫して続けていきたい」と考える。
県国民体育大会・障害者スポーツ大会局が09年3月で消滅。強化の最前線にいた競技力向上対策課の行き先は未定だ。渚洋行同課長は「強化のノウハウは持っている。どうやって継続するかが課題」。出口幸男県教委体育保健課長は「どんな形かは分からないが、残していくべきだ」と話している。
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