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【大分大会・水泳】親子の夢 輝く「銅」 2百㍍リレー

[2008年10月14日 10:06]

水泳の200メートルリレーで大歓声の中、力泳する首藤進司=13日、佐伯市民総合プール

 水泳二百メートルリレーの首藤進司(34)=日出町=は第2泳者で出場。必死に水をかき、任された五十メートルを泳ぎ切った。チームは銅メダルに輝いた。
 力泳を見守った母節子さん(64)は「夢がかなった」と喜び、息子が大病に見舞われた25年前の7月20日に思いをはせた。
 その夜、息子は突然のけいれんに襲われた。急性脳炎。「息を吹き返す確率は万に一つ」。医師の言葉に節子さんら家族は覚悟を決めた。
 10日間、生死の境をさまよった。目覚めた時、節子さんは「きっと6歳から始めた水泳のおかげだ」と思ったという。
 しかし、重度の知的障害と難治性てんかんの後遺症があった。両親の顔も分からず、言葉も失っていた。学校に戻ったが、普通学級には通えなかった。
 知的な障害は年を追うごとに重くなる。月に7、8回は発作で倒れた。「このままじゃ、いけない」。節子さんは息子をプールに連れて行った。
 いきなり、きれいなフォームで泳いだ。体が覚えていた。「もう一度、親子で輝こう」。障スポ大分大会が親子の目標になった瞬間だった。大会は2年後に迫っていた。
 練習中に発作で沈みそうになる体を支え、時にはしかりながら指導した藤本正広監督(57)=大分市=は「最高の泳ぎを見せてくれた」と称賛した。

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