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【バレーボール】成年女子 佐伯長陽会粘り強くつなぐ

[2008年10月07日 09:00]

【バレーボール成年女子9人制準決勝・大分-長野】第1セット、スパイクを打つ吉本智恵=豊後高田市高田高校体育館

 長野と対戦した成年女子9人制の準決勝。県代表の佐伯長陽会は粘り強いプレーで決勝進出を決めた。
 安部曜監督(35)は試合前、全員で常に攻めることを指示していた。前日の準々決勝で強烈なスパイクを決め続けたエースに加え、藤原五月(21)らセンター陣も素早いアタックを繰り返した。
 1点差の攻防が続いた第2セット。コート外に飛び込んでボールを拾った宮田香織(23)は「絶対に取ってボールを上げれば、仲間がつなげてくれると信じていた」。相手のしぶとい攻撃が続いたが、チーム一丸となって追随を許さなかった。
 「きょうは苦しかった。決勝は全力を出し切りたい」とエース吉本智恵(24)。安部監督は「チームテーマの気合と執念で勝てた」。決勝の相手は目標としてきた兵庫県の富士通テン。「力は相手が上だろうが、自分たちのバレーを一生懸命するだけだ。技術よりも心で勝ちたい」

復帰を目指す姿チームの支えに

 準決勝の第1セット終盤。大けがから立ち上がったバレーボール成年女子9人制・佐伯長陽会の須藤由美主将(29)はサーバーとして出場した。「チームが彼女を求めている」と安部曜監督(35)。大けがからの復帰に望みをかけた主将の姿がチームの支えとなった。
 5月上旬の練習中、左ひざ前十字靱帯(じんたい)を断裂。完全な復帰には1年近くかかると診断された。
 「わたしは出場できません」。泣きながら仲間に報告し、一度は出場をあきらめた。
 だがその後、出身地・神奈川の入院先で同じけがから3カ月半で復帰した選手がいたことを知った。5年前、大分国体があると聞いて今の職場を選んだ。「このためにやってきた。絶対コートに戻るんだ」。早期復帰は再断裂の恐れがあった。それでもひざを固定する装具を付け、7月から練習に戻った。
 優勝まであと一つ。「自分のできることはチームを盛り上げること。倒れるくらい声を出していきたい」

「会場沸かせ大満足」

 成年女子6人制の大分は5、7位決定戦で東京(NECレッドロケッツ)と対戦。序盤はプレミアリーグで活躍する相手に押されたが、徐々に歯車がかみ合い、第3セット以降は互角の戦い。しかし、惜しくも2―3で敗れて7位になった。
 主将の吉野知恵子(38)=オーエムネットワーク=は「小さなところで差が出た。結果は残念だが、思う存分楽しませてもらった」。永井秀樹監督(50)=鶴見台中教頭=は「いい試合ができ、会場を沸かせることができて大満足です」。

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