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【陸上】躍り出た!新ヒロイン

[2008年10月05日 13:10]

【陸上少年女子共通・走り高跳び】1メートル72を3回目の試技でクリアする藤沢香菜(鶴城高)

 新しいヒロインの誕生だ。少年女子共通走り高跳びで藤沢香菜(鶴城高3年)が2位。
 大会に入るまでの自己ベストは1メートル66。入賞ラインに届くかどうかの記録だった。大会前に取り入れた跳躍の新しい技術が見事にはまり、結果、1メートル72を跳んだ。
 藤沢が臼杵北中3年のとき、既に国体跳躍スタッフだった山田弘行監督(44)=鶴城高教=は考えていた。「大分国体のために選手を育てたい」。藤沢の「跳ぶための基本動作が自然にできている点と身長(現在170センチ)」にほれ込んだ。
 だが高校入学後、2年まで全国大会の実績はゼロ。1年以上自己ベストが出ない時期もあった。「大分国体なんて出られるのかな」。藤沢は悩み、山田監督も育成の難しさを感じていた。
 しかし、「このままで終わりたくない」。一致した師弟の思いと粘り強い練習は、最後に実を結んだ。「3年間やってきてよかった」と藤沢。山田監督は表彰台ではしゃぐ藤沢を見つめ「本人が心から喜んでいる。それがうれしい」。

 【成年男子】
 ▽二百メートル予選
 「3組」(3)穴井伸也(杵築高教)21秒65=準決勝進出
 ▽同準決勝
 「2組」(6)穴井伸也(杵築高教)21秒59=落選
 ▽四百メートル障害決勝 (1)成迫健児(ミズノ)48秒62
 【成年女子】
 ▽二百メートル予選
 「1組」(5)沢田実希(福岡大)24秒97=準決勝進出
 ▽同準決勝
 「1組」(7)沢田実希(福岡大)25秒00=落選
 【少年男子B】
 ▽百メートル予選
 「1組」(1)永沼賢治(明野中)10秒94=準決勝進出
 ▽同準決勝
 「3組」(2)永沼賢治(明野中)10秒88=決勝進出
 ▽同決勝 (5)永沼賢治(明野中)10秒87
 ▽走り幅跳び予選
 「2組」(8)塩川美鶴樹(杵築高)6メートル55=落選
 【少年女子A】
 ▽百メートル予選
 「2組」(5)佐藤由貴(大分雄城台高)12秒44=準決勝進出
 ▽同準決勝
 「2組」(8)佐藤由貴(大分雄城台高)12秒43=落選
 【少年女子共通】
 ▽走り高跳び決勝 (2)藤沢香菜(佐伯鶴城高)1メートル72
 ▽やり投げ決勝 (18)川述優(大分雄城台高)41メートル02

あっぱれ永沼(明野中3年) 百メートル5位
 少年男子B百メートル決勝。国体初出場の永沼賢治(明野中3年)は、後半にスピードを増し高校生を抑えて5位でフィニッシュ。決勝後、息を切らしながら「一つ年上(の選手)がいると厳しい。ただ、持てる力すべてを出せた」と納得した様子。
 決勝のタイムは自己ベスト(10秒82)には及ばないが10秒87。予選10秒94、準決勝10秒88でいずれも10秒台。「実は、全国規模大会の百メートル決勝では、いずれも”ドベ”。ようやくジンクスを打ち破った」と笑った。
 ただ、前日は緊張しすぎて寝ながら吐き気をもよおすほどだったという。1日に県選手が集まったミーティングで「大分県を背負って走る」ことを意識し、気持ちが高ぶっていたという。
 明野中陸上部顧問の赤松重久教諭(35)は「いつになく緊張していたが、本当に頑張った。向上心が高く、まだまだ伸びる」と期待する。
 永沼は「県を背負う大分国体は、全くの未体験だった。この国体で、いい走りができた。国体で強くなれた」。早速、今月24日のジュニアオリンピックで「もっと上を狙う」と誓った。

沢田復活の走り 声を上げて泣いた姿に、苦しかった期間の思いが凝縮されていた。「走れてよかった」。成年女子二百メートルの沢田実希(22)=福岡大4年。競技生活続行を絶望視された病気から復帰。一度はあきらめた大分国体で”ホームグラウンド”を駆け抜けた。
 大分高時代は四百メートル障害で高校3冠を達成するなど活躍。しかし、大学1年の終わりに腎臓を患った。「もう競技はできない」。そう宣告されたが、あきらめなかった。徹底した自己管理や治療で克服し、2年半のブランクを経て復帰。「出られなかったら会場のごみ拾いでもいい。手伝いたい」。そう切望していた大分国体に間に合った。
 予選と準決勝の2レース。決勝進出は逃したが、家族、友人ら客席からの声援は、しっかりと耳に届いた。「楽しく、幸せだった瞬間」は、次への意欲も呼び覚ました。「早く四百メートル障害に復帰し、大分の役に立ちたい」。支えてくれた人の前で新しい一歩を踏み出した。


「リレーで貢献」 最後の穴井 
 第2日はトラックの4種目すべてで予選を突破するなど、前日のいい流れを継続。フィールドと合わせ、3種目で入賞した。
 成年男子二百メートルの穴井伸也(26)=杵築高教=は今大会で選手生活を終えることを決めている。惜しくも決勝進出はならなかったが「個人として今できることはやり切った。最後のリレーでチームに貢献したい」と意欲。
 宮成康蔵監督(35)=雄城台高教=は「取りこぼしもあったが、トータルでは良く戦った。チームとしていい雰囲気できている」と話した。

■動画がご覧になれます。http://www.oitatv.com/




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