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【ライフル射撃・少年女子ビームライフル立射40発】準優勝の森瑞希(日田高)は森尚哉監督と笑顔で握手=由布市東庄内小体育館
射撃中のクールな表情が一転、結果を知ると思わず笑みがこぼれた。「過去最高の成績。大満足です」。少年女子ビームライフル立射40発の森瑞希(日田高2年)が準優勝。県勢として6年ぶり、少年女子では初の入賞になった。
ファイナルは予選通過者8人が3点差内にひしめく大混戦。一つのミスが命取りになる。「大丈夫。大丈夫」。自分に言い聞かせながら、緊張をほぐして銃を握る。
目標通り10射中すべて10点台を出す安定ぶり。2位まで順位アップした。
父が成し遂げられなかった夢を果たした。監督でもある父尚哉さん(48)=西日本電信電話大分支店=は高校時代にライフル射撃を始めた。「自分はたいした選手じゃなかったんですよ」。国体など全国大会の出場経験はなく、子どもに託した。
森は尚哉さんと一緒に射撃場へ行き、中学1年から競技を始めた。「10点台の高い点数が出るようになるのが楽しい」。すぐに夢中になった。
進学した日田高にライフル射撃部がなかった。家は玖珠町。毎週末、尚哉さんの運転で由布市庄内の射撃場へ。平日は家で銃を握ってイメージトレーニングを積んだ。
「子どもに国体に連れてきてもらい、感謝している。2位という結果まで」と尚哉さん。父と娘が一緒に準優勝をつかんだ。
まだ2年生。「来年も国体に出る。優勝とかは考えず、もっと練習してまたファイナルに残れるように頑張りたい」。謙虚な姿勢が印象的だった。
有力選手、振るわず
3会場で男女8人が出場したが、ビーム・ライフル少年女子立射40発で2位に入った森瑞希(日田高2年)を除き、「有力選手が振るわなかった」(森尚哉監督)とやや厳しいスタート。
「国体の雰囲気は十分に分かっていたつもりだが、最初のうち、混乱してしまった」。10メートルエアライフル成年男子伏射60発の福井将人(28)=大分市=はまさかの28位。後半30発で299点を挙げただけに立ち上がりが悔やまれる。5日の立射では「この借りを取り戻せるよう頑張る。完全燃焼する」と健闘を誓った。
50メートルライフル成年女子伏射60発の宿利紀美子(48)=玖珠木材協同組合=は17位。今回が国体10回目の節目だけに、「5日に得意の3姿勢(伏射、立射、膝射)が残っている。楽しかったと言える大会にしたい」と話した。
鶴田、1点差で決勝に届かず
大分市の県警察学校射撃場であったセンターファイアピストル(CP)60発で、県勢の鶴田譲(34)=県警機動隊=は、上位8人によるファイナルにわずか1点差で残れなかった。前半の「精密」でやや崩れ、後半の「速射」で調子を上げたが、及ばなかった。鶴田は「なんとか持ち直して、目標点は撃てたが…。4日は練習の成果を出し切りたい」と話した。
▽成年男子ライフル伏射(60発、決勝10発)(28)中野勝司(大分県協会)576点
▽同エアライフル伏射(60発)(28)福井将人(大分県協会)593点
▽同エアピストル(60発、決勝10発)(16)木村博徳(大分県警)518点
▽同センターファイアピストル(25メートル60発、決勝20発)(10)鶴田譲(大分県警)570点(精密射撃280、速射290、合計570)
▽成年女子ライフル伏射(60発)(17)宿利紀美子(玖珠木材協同組合)571点
▽同エアピストル(40発、決勝10発)(9)久保美紀(由布高教)342点
▽同ビームライフルちゅう射(60発、決勝10発)(12)中畑千恵子(別府リハビリテーションセンター)624・8点
▽少年女子ビームライフル立射(40発、決勝10発)(2)森瑞希(日田高)502・5点(398、104・5)
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