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【少年スプリント準決勝】決勝に進出した魚屋周成(左)=別府競輪場
ホームバンクで負けるわけにはいかない。県勢はチーム戦術に徹した滅私のレースで、最大目標に掲げる「ブロンズ像」を射程圏内にとらえた。
意地だった。岐阜、奈良、宮城、福島。総合優勝争いが激烈を極める中、大分にカンフル剤を注入したのは少年スプリントの魚屋周成(日出暘谷高3年)だ。
3戦2勝でファイナリストが決まる準決勝。圧倒的な脚力で1本目を取ると、2本目は序盤から先行、そのまま大差で逃げ切った。
とはいえ、魚屋に慢心はない。決勝の相手はインターハイ王者。「雰囲気にのまれず、自分の走りだけに集中したい」
3日目を終えた県勢の競技得点は21点。最大のライバル・岐阜は40点に達しているが、大分は最終日に少年スプリント決勝と団体2種目の3・4位決定戦を控える。
明暗の鍵を握る残り3レース。いずれかで1勝を挙げれば大量得点が加算され、県勢には6年ぶり4度目の「劇的逆転総合V」が待っている。
そのために、1日の成年ポイントレース決勝で越海誠一(19)=日大2年=は自分を抑えて岐阜県勢を徹底マーク。相手の失速を誘い、大分に天皇杯をもたらすための伏線を張った。
決戦の最終日。舞台は整った、と全選手が感じている。少年・塚崎邦嗣(40)=日出暘谷高教、成年・遠江高一(30)=別府商高教=の両監督は言った。「死力を尽くして頂点を狙いにいきます」
黒枝、6位入賞
○…少年ロードレースの覇者、黒枝士揮(日出暘谷高2年)は四千メートル速度競走で6位入賞。「トラックでも優勝したい」と意気込んで臨んだだけに、悔しさが残った。
決勝では序盤、猛スピードで先頭に立ち、いち早く2本のラインを通過した。だが終盤はペースを保てずに力尽きた。
塚崎邦嗣監督(40)=同校教=は「まだ2年生なので今後につなげてほしい」。黒枝は「実力が足りなかった」と言葉少なだった。
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