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【レスリング】太田「まだ挑戦を」

[2008年10月02日 09:13]

グレコローマンで入賞した3人。左から3位の榊真嗣、優勝の亀井竜昇、2位の太田充洋

 地元国体での連覇を競技人生の集大成と決めていた。会場には「太田コール」が鳴り響く。成年グレコローマンスタイル84キロ級前年王者の太田充洋(29)=津久見高教=は2位。「応援に応えられず、すみません」。目標が消えた瞬間、寂しそうに天井を見つめた。
 宿敵の北京五輪代表松本慎吾(一宮運輸)は不在。立ちはだかったのは鶴巻宰(山形)。国体の対戦成績は1勝1敗。序盤に先手を取ったが、逆転を許すなどで敗戦。「守りきれなかった。相手の攻めが上」と認めた。
 競技歴14年目。勝利よりも思い通りに技を決めた瞬間が楽しい。「決勝で一つ技がきれいに成功した」と喜んだ。だが、満足な結果で終われず、悔しい気持ちも残った。「まだレスリングが好きな自分がいる。今回の悔いを晴らす場所が欲しい。気持ちが沸き立ってから挑戦する」。ベテランは復活の時を静かに待つ。

経験は1年半 榊「次へ」決意
 少年男子グレコローマン66キロ級の榊真嗣(文理大付高2年)は、国体初出場で3位に入賞した。レスリングを始めたのは高校に入ってから。わずか1年半での快挙だ。
 階級を落とすために1カ月で10キロ減量。「苦しかった」と振り返る。本調子でないまま迎えた大会だったが「勝ちたい」という強い思いで戦い続けた。何とか体調を整えて臨んだ準決勝。一歩も譲らない攻防を繰り広げたが、惜敗。「次に向けて頑張りたい」と決意を新たにした。

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