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ソフトボール成年女子の表彰式会場に到着した上野由岐子投手(群馬)=30日、竹田市文化会館
北京五輪の優勝投手、上野由岐子選手(26)=群馬=の参加で盛り上がりが予想された大分国体のソフトボール成年女子は、雨のため9月30日で競技を打ち切り。世界一の右腕は1球も投じる機会なく、試合会場の竹田市を去ることになった。
今国体の最注目選手ともいえる上野投手。群馬チームに帯同し、世話をした渡辺良夫さん(44)=市職員=は「何か起きたら、身をていして選手を守らなければならない」という覚悟で臨んだ。
群馬の初戦が予定されていた29日、順延となった翌30日とも、同市直入町の試合会場には雨が降り続く中、熱心なファンが続々と詰め掛けた。同町出身の生野敏子さん(53)=大分市、日野洋子さん(52)=同=姉妹は「古里に上野投手が来ることになり楽しみにしていた。勇姿を見たかった」と雨空が恨めしそう。
大分県チームは1勝すれば、群馬と対戦する可能性があった。エースの山口憲子投手(園田学園女子大4年)は「世界一の投手と投げ合えることを楽しみにしていた」という。観客席を増やすなどの対応をしてきた市国体推進室。藪亀洋一室長(57)は「準備は整った、選手も竹田市に来ている、しかし試合はできない。本当に残念。グラウンドでの姿を見てもらいたかった」と嘆いた。
福岡県出身の上野投手は「大分は地元のようなもの。雨の中を待ってくれた人たちのためにも試合をして、(投球を)見てもらいたかった」と残念な思いは同様だった。
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