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【なぎなた】「地元で勝つため」 最強コンビ

[2008年10月01日 10:39]

「早くわたしたちを踏み越えていってほしい」と大津選手(大分西高教)

 競技別総合成績で優勝した大分県の国体なぎなたチームをけん引したのは、成年の大津博美(36)=大分西高教、築城理恵(34)=福徳学院高教=の両ベテラン選手。2人は5年ほど前から監督に就任。一時は世代交代を模索したが、選考会で若手をはね返し、10年来のコンビを復活させた。「地元で負けるわけにはいかない」という思いからだ。

 2人とも大分女子(現大分西)高でなぎなたを始め、これまで国体出場は10回以上。2003年の静岡国体で競技別総合優勝に貢献するなど、長く活躍してきた。
 監督になったのは「大分国体の時、まだわたしたちが選手でやれるのか。若手が負けても後につながる。でも、直前に若手に切り替えるのは無責任」と考えたから。年齢がひと回り近く違う教え子たちとともに汗を流し、指導を始めた。
 しかし、2人が抜けると成年勢の成績は振るわなかった。「経験不足、勝負弱さ…、このままじゃ大分国体は苦しい」。2人が選手に復帰した06年の兵庫国体。「こうやってチームを盛り上げるんだ」と範を示し、過去最多の60点を獲得。そして再び若手で臨んだ昨年の秋田国体。判定に泣かされた面もあったが、まさかの無得点に終わった。2人の「再々登板」が現実になった。
 大分国体では29日の演技、30日の試合ともに優勝。94点を稼ぐ原動力になった。選手として抜群の集中力で圧倒的な力を示す一方で、チームのこれからについて「若手は確実に成長しているし、この経験が生きてくる。厳しく鍛えますよ」(築城選手)、「国体は大分最強のチームが出場する大会。だから若手の力が必要です。早くわたしたちを踏み越えていってほしい」(大津選手)と2人は指導者の顔になっていた。

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