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【柔道成年男子準々決勝・大分―茨城】攻める大分の中堅・近藤雅和=大分市の県総合体育館
控室に戻る選手の足取りは重たかった。柔道成年男子は準々決勝で茨城に小差負け。悔しい5位タイに終わった。
「応援があったから厳しい試合を戦い抜けた」と次鋒(じほう)赤迫諒介(24)=戸高鉱業社。全試合、大将戦に勝負がかかった。準々決勝も0―1で大将・穴井隆将(24)=天理大職=へ。代表戦に持ち込むには一本勝ちしかなかった。試合終盤、仕掛けた払い腰。主審は一本の宣告だったが、副審2人は技あり。逆転勝利はかなわなかった。
原点である故郷への恩返しを誓っていた穴井。「多くの方の応援が力になったが、自分の役割を果たせなかった。僕にとって技ありは負けと同じ」と自分を責めた。だが副将・高橋光一郎(23)=戸高鉱業社=は「後ろに穴井がいたから思い切り戦えた」と感謝した。
親子で出場「幸せ」
成年男子では、穴井隆信監督(52)=県警察学校=が大将・穴井隆将(24)=天理大職=とともに親子で大会に臨んだ。ベスト4以上が目標だっただけに、敗れた茨城戦の後、険しい表情を崩さなかった。「隆将には前夜、(どの試合も)『大将中心の戦いになるだろう』と話していたが…」と肩を落とした。
42年ぶりの大分国体。「大きな声援を浴びて親子で出場できて幸せ」と話し、手づくり選手で挑戦した大会でもあり、「ベスト8は誇れる」とも。息子のリーダーシップ、選手全員の頑張りをねぎらった。
▽成年男子3回戦
大分 2―1 山口
茨城 1―1 大分
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