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成年演技で優勝した大分の大津博美(左)、築城理恵のペア
成年演技
「一番勝ちたい舞台で勝てた」―。なぎなた成年演技で優勝した大津博美(36)=大分西高教=と築城理恵(34)=福徳学院高教=のベテランペアは、うれし涙を流した。最初にペアを組んだのは高校時代。大分女子高の先輩、後輩としてだった。さまざまな大会に出場し、場数を踏んだ2人だが、演技で全国の頂点に立ったのは初めて。
「昨年の都道府県対抗では最高の演技と思ったが決勝で敗れた。よく考えれば力みがあったのかもしれない。きょうはリラックスして臨めた」と大津。
演技は、「しかけ」と「応じ」の2人の息がぴったりと合うことが大事。2人は大舞台で栄冠を勝ち取るため、毎日の練習を欠かさなかった。
その成果が表れた。この日は普段の練習通り体が動いた。1試合ごとに技のタイミングなどを微調整しながら、冷静に戦うことができたという。
築城は「落ち着いていた。準決勝では最高の演技ができたと思う。決勝ではさすがに力が入ったが、先輩が抑えてくれた」。
2人がペアを組むのは、この日が最後。最終日の30日は成年試合の3回戦以降の試合がある。大津は「厳しい試合になると思うが、相手をよく見て戦う」、築城は「一試合一試合を大事に中堅の役割を果たしたい」。少年の活躍もあり、総合優勝も視野に、2人は闘志を新たにしていた。
少年試合
決勝という大舞台で、まるで緊張感を楽しむかのように軽やかに舞い、しなやかに攻めた。なぎなた試合の少年は自分たちの形を貫き、2年ぶりの優勝を果たした。
試合前、指導陣の指示は「ポイントをしぼり、狙うところで狙う。打たれて打ち返すようなごちゃごちゃした試合はしない」。準決勝大阪、決勝香川と体格で劣る相手との戦いは、なぎなたの形、プライドを懸けた戦いでもあった。
前日の準々決勝兵庫戦。大将の亀井理恵(大分西高3年)は力で押してくる相手になすすべなく敗れ、試合後に大泣きした。準決勝大阪戦は1対1で大将戦を迎え、相手が攻めに出てきたところをスネに決めて一本勝ち。「体が反応しただけだけどうれしかった。あれが自分の形だと思う」
決勝の香川は、一緒に合宿もして手の内を知り尽くした相手。自分たちの戦いを貫くことに集中した。先鋒(せんぽう)安部歩美(大分西高3年)が終了間際にメンを決めると、中堅中洲夏海(同)が鮮やかにメンを2本奪った。
2人は「今まで練習してきた結果だと思うと本当にうれしい。失敗しても誰かがフォローしてくれる」と強さの秘訣(ひけつ)を話した。
一昨年の優勝時に選手だった板井奈津美監督(別府大2年)は「二つ下の頼りないと思っていた後輩たちが、この3年間でものすごく成長していました。最高の選手たちです」と目を細めた。
▽成年演技1回戦
大分 (築城・大津) 5―0 徳島 (古林・安部)
▽同2回戦
大分 (築城・大津) 5―0 東京 (照井・小山)
▽同3回戦
大分 (築城・大津) 4―1 沖縄 (知念・大城)
▽同準々決勝
大分 (築城・大津) 3―2 兵庫 (竹谷・荒木)
▽同準決勝
大分 (築城・大津) 4―1 香川 (三井・大東)
▽同決勝
大分 (築城・大津) 4―1 新潟 (池田・枡本) (大分は初優勝)
▽同試合2回戦
大分 3―0 沖縄
○ 佐藤 (3) スス― 知念 (4)
○ 築城 (5) メ―コ 判 定 呉屋 (4)
○ 大津錬 ス―ス 判 定 大城(4)
▽少年試合準決勝
大分 2―1 大阪
○ 安部 初 メ― 北郷 (2)
中洲 (2) 判 定 室谷 初 ○
○ 亀井 (2) ス― 古川 (2)
▽同決勝
大分 2―1 香川
○ 安部 初 メ― 大岡 初
○ 中洲 (2) メメ― 森 (2)
亀井 (2) 判 定 白川 (2) ○
(大分は2年ぶり2度目の優勝)
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