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【成年男子フリースタイル96キロ級】相手と組み合う坂本憲蔵(左)=佐伯市総合体育館
試合後あおむけになると、マットを2度思い切りたたいた。「地元の国体であいつを破り、優勝したかった」。レスリング成年フリースタイル96キロ級の坂本憲蔵(24)=自衛隊体育学校=は準Vにも、うれしさと悔しさが入り交じった。
決勝の相手は因縁のライバルだった。磯川孝生(24)=山口県協会=は日本王者で文理大付高の同級生。2006年兵庫国体決勝など、過去2度の対戦は敗れていた。
「県勢が勝ててない。まずは結果だけを考えた」。勝ちを意識した守りの試合運びで決勝へ。磯川と3度目の対戦が決まり、吹っ切れた。「全力でぶつかる」。前に出る姿勢を貫き、内容は以前よりも互角になった。
2人を高校で指導した勝龍三郎監督(38)=文理大付高教=は「磯川は中学時代から有名。坂本は高校で競技を始めた。センスや経験値が違うが努力で差を縮めている」。
4月からレスリングの名門自衛隊体育学校(埼玉)に転属し、練習づけの日々。北京五輪選手らにもまれて成長中。次は12月に全日本選手権がある。「磯川を倒して、日本一になる。自分の意地がある」と力を込めた。
▽成年フリースタイル96キロ級準々決勝
坂本憲蔵 (大分・自衛隊) 2―0 藤本健治 (岩手・拓大)
▽同準決勝
坂本憲蔵 (大分・自衛隊) 2―1 下屋敷圭貴(青森・日体大)
▽同決勝
磯川孝生 (山口・山口県協会) 2―0 坂本憲蔵 (大分・自衛隊)
少年・渡辺は悔しい5位
「正直悔しい。勝てる試合だった」。レスリング少年男子フリースタイル96キロ級の渡辺雅人(文理大付高3年)は5位タイに入ったものの、試合後に笑顔はなかった。
準々決勝は紙一重の差だった。1―1で迎えた第3ピリオドはポイントが奪えずに判定戦へ。抽選により相手が有利な体勢から攻撃を仕掛けて敗戦。「序盤から思い切り攻めればよかった」と渡辺。勝龍三郎監督(38)=文理大付高教=は「最後は運で負けたが、精いっぱいやった」とねぎらった。
戸次中剣道部出身。高校から競技を始めて何度もやめようとしたが、勝監督の説得で続けた。インターハイ3位など全国上位レベルに成長。渡辺は「この3年間で精神的に成長できた。恩師の勝先生のために地元国体で入賞でき、最低限の目標は果たせた」と話した。
▽少年フリースタイル96キロ級準々決勝
松本慎之介(栃木・宇都宮商高) 2―1 渡辺雅人(大分・日本文理大付高)
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