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成年女子で優勝した右から穴井さやか、本田明日香、宝真由美(大分市の県総合体育館)
「3、2、1!」。会場に優勝のカウントダウンが響いた。試合終了のブザーが鳴ると、大歓声に包まれた。柔道成年女子が県勢の団体優勝第1号で初の頂点に立った。
失点は0。手島薫監督(59)=日本文理大職=は「一人一人が必要なところで取ることができた。それぞれの役割を果たした」。全試合、3人ががっちりかみ合った。
硬さの見られた1回戦。中堅本田明日香(27)=日本文理大職=が打開した。「会場の応援でモチベーションが上がった」。絶好のタイミングを逃さず、大内刈りで優勢勝ち。本田に引っ張られるように、大将穴井さやか(帝京大4年)も準々決勝で鮮やかな大外刈りで一本を奪った。先(せん)鋒(ぽう)宝真由美(26)=コマツ=は準決勝、決勝で存在感を示した。
宝は実業団に入って初の団体戦。「勝つにつれて一体感が生まれた」という。地元でしか味わえない温かく大きな声援がそこにはあった。
大分市出身の穴井は特別な思い入れで臨んだ。成年男子の兄隆将(24)=天理大職=とともに出場した7月の国体最終選考会。「大分は原点に返れる場所」と口をそろえ、ふるさとへの恩返しと地元で勝つ意味を強く胸に刻んだ。「応援が本当に力になった。42年ぶりに大分で開かれた国体に巡り合った上、決勝の舞台に立てるなんて幸せ。柔道人生の中で記念になる一日になった」と笑顔がはじけた。
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