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【自転車】黒枝 混戦抜け栄冠 60キロ通学努力実る

[2008年09月29日 10:33]

【自転車ロードレース少年決勝】ガッツポーズでゴールする黒枝士揮(日出暘谷高)=日田市オートポリス特設ロードレース・コース

 「地元の大分で優勝できてうれしい。県民の皆さんの応援に感謝します」。弱冠16歳、身長160センチの高校生アスリートが、今大会、県勢のトップを切って大分に優勝をもたらした。
 自転車ロードレース少年の黒枝士揮(日出暘谷高2年)は最終盤の大混戦を抜け出すと、大声援に応えてガッツポーズでフィニッシュ。童顔をうれし涙でくしゃくしゃにして、塚崎邦嗣監督(40)=同校教=とがっちり握手を交わした。
 自転車が趣味の父、美樹さん(41)の影響を受け、高校から本格的に競技生活をスタートした。130キロのロード練習やトラック練習とは別に、自宅の大分市南大分から日出町まで、片道30キロの道のりを雨の日も自転車通学する日々。昨年の5月に鎖骨骨折、今月初旬にもけがに見舞われたが、厳しい練習と自転車通学で培った体力、精神力で克服。8月のインターハイに続いて2冠達成となった。
 努力は人一倍、常に目標を高く設定するのは「自転車が好き。きついけど勝負が楽しい」から。将来は競輪選手を目指している。
 塚崎監督は「よくやった。インターハイで優勝したためマークが厳しくなると、3位を予想していた。まさか優勝するとは。トラックレース組に弾みがつく」と、まな弟子の活躍に波及効果を期待していた。

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