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安東監督の指示を聞く(左から)大石、村上、佐藤選手
豊府高男子フェンシング部の今年の目標は団体(フルーレ)“3冠”。高校生の三つの大きな大会、選抜大会、インターハイ、国体のすべてで優勝すること。今までにフェンシングで3冠を達成した高校は数校しかない。
中心メンバーは、国体少年男子の選手でもある佐藤成晃主将(3年)、大石峻司(同)、村上仁紀(2年)選手の3人。全員が小学生から競技を始め、世界大会にも出場している。
最初の大会、3月の高校選抜大会で優勝。高校県体、九州高校大会も優勝し、順調に勝ち進んだ。しかし安東健司監督(40)は「団体戦なのに個人プレーの意識が強く、チームとして戦う意識が弱い」と厳しい見方をしていた。
夏休みに入り、インターハイ直前の強化合宿で和歌山と千葉に遠征。安東監督は「選抜大会で優勝したことは過去のこと。その栄光にいつまでもこだわり、努力を怠ったらそこで負け。自分はこのチームで、このメンバーで優勝したい。全員で一つになって戦わないといけない」と、気持ちを選手にぶつけた。佐藤主将は「選手1人1人に、チームで一つになるという意識が芽生えた」。インターハイ団体戦男子決勝。延長戦にもつれ込む苦しい戦いになったが、勝利。最後までチーム一丸となって手にした優勝だった。
国体前、3泊4日の合宿。練習する選手を見つめながら安東監督は言った。「彼らならやってくれるでしょう」。豊府高男子フェンシング部は14日、3冠をかけた決戦の日を迎える。
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