大分の選挙

県知事選は広瀬氏3選 統一地方選 

[2011年04月11日 07:56]

支持者から花束を渡され笑顔を見せる広瀬勝貞氏=10日午後8時16分、大分市中春日町の事務所

 第17回統一地方選は10日、12都道県知事選や4政令市長選など前半戦が投開票された。大分県知事選は無所属現職の広瀬勝貞氏(68)が47万6847票を獲得して、共産党新人の三重野昇氏(72)を大差で破り、3回目の当選を果たした。県議選は、最大会派の自民党が推薦などを含めて22議席を獲得したが過半数に届かなかった。政権与党になった民主党は公認3人が当選。社民党は公認と単独推薦などの9人が当選。民主、社民両党と連合大分が推す候補の当選は計15人で改選前の13人を上回った。公明党は現有の3議席、共産党は1議席をそれぞれ確保した。

<知事選>41万2千票差
 前回(2007年)と同じ顔合わせの対決を広瀬氏が再び大差で制した。広瀬氏は2期8年を通じて県内各地を回り、県民との対話を重ねる政治手法で幅広い層に浸透した。選挙戦では各地の経済団体が中心の後援会組織と勝手連の支援者が活発に動いて手堅く得票した。推薦した公明党県本部、社民党県連合、「全面的支持」の自民党県連は、表に出ずに側面支援した。ただ得票数は前回(55万8191)を下回った。
 共産党が擁立した三重野氏は出馬表明が告示1カ月前にずれ込み、出遅れた。広瀬県政批判に東日本大震災を踏まえた防災対策も訴えて無党派層への浸透を図ったが、広がりを欠いた。得票数も前回(7万7033票)を下回った。

広瀬(ひろせ) 勝貞(かつさだ) 68 無現(3)
 =公明党県本部・社民党推薦=
日田市出身。東大法学部卒(通産省入省、首相秘書官、通産省貿易局長、機械情報産業局長、事務次官、経済産業省事務次官)九州地方知事会長

<県議選>
自民、過半数届かず
 県議選(定数44)は無投票の4選挙区(佐伯、由布、豊後高田、杵築各市)を除く12選挙区で選挙戦となり、残りの37議席を争った。開票の結果、自民党の当選(無投票選挙区を含む)は公認、無所属推薦、党系無所属を含めて22人と、目標だった前回(2007年)改選後の24議席には及ばず過半数に届かなかった。民主、社民両党系議員でつくる統一会派「県民クラブ」は勢力を伸ばした。
 自民党が過半数を確保できなかったことで、正副議長人事や議会運営をめぐって第2会派「県民クラブ」との間で綱引きが活発になることが予想される。
 会派別では自民党は公認18人、推薦3人が当選。無所属の1人を含めて22議席を確保したが、豊後大野市で公認候補、速見郡で推薦候補が落選した。
 民主党は5人(公認4人、単独推薦1人)のうち、大分市で公認3人が当選したが、別府市で県連副代表が落選。議会内で統一会派を組む社民党は9人(公認3人、推薦6人)が当選。民主と社民両党(一部国民新党含む)の重複推薦候補は4人中3人が当選した。
 「県民クラブ」は政党推薦を受けていない無所属の当選者も含め改選前の13人から16人に増える見通し。
 公明党は大分市で現職と新人が上位当選。別府市でも新人が初陣を飾り、選挙前の3議席を守った。2議席目を狙った共産党は大分市の現職が3選を果たしたものの、別府市の新人は涙をのんだ。

県内過去の選挙

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