
阪神大震災で1階部分がつぶれた木造住宅=大分大学提供

阪神大震災で下層部が崩壊したビル=大分大学提供

阪神大震災で中間層が崩れたビル=大分大学提供

阪神大震災で転倒して道路をふさいだビル=大分大学提供
大地震が発生すると、耐震性が不足した建築物はどうなるのか―。被害は構造の特徴によって、いくつかのパターンに分けることができる。
木造住宅
▽1階部分崩壊 2階建て住宅は、1階部分の方がより大きな地震力を受けるため、1階部分がつぶれやすい。住宅の南側、道路に面した側には玄関や窓など開口部が多いので、壁の量が少なくなり、道路側や南側に倒れやすくなる。
鉄筋ビル
▽下層部崩壊 ビル1階には出入り口や店舗、ショーウインドーなどがある。ほかの階に比べて壁の量が少ないため、構造的に柔らかいとされ、建物の重さを支えきれなくなる。1階部分が駐車場で、柱だけのピロティー構造のビルも下層部が崩壊しやすい。
▽中間層崩壊 低層階が鉄骨鉄筋コンクリート造、高層階が鉄筋コンクリート造といった”二重構造”のビルは耐力やかたさ(剛性)が急に変化するため、構造が変わる部分が崩壊しやすくなる。途中の階から床面積が急に変わるビルも、その部分が崩壊しやすくなる。
▽全層崩壊・転倒 全体的に弱い構造の場合、各階の柱が壊れ、全層崩壊が起きる。下層部が弱かったり、地盤が悪いと、ビル全体が転倒するケースもある。
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