明日を守る 番外編・防災のポイント20

イントロダクション

第6部
ライフライン


「地域間格差」是正を

 「道路、電力、通信などのライフラインは、都市部と中山間地で格差がある」。奥田憲昭・大分大学経済学部教授(都市社会学)は「災害時に、命を左右するのがライフライン。格差を是正する努力が求められる」と指摘する。
 国や県の行財政改革、市町村合併などで、道路などの社会基盤整備費は大幅な削減も目立つ。奥田教授は「災害発生後、行政は復旧事業に多額を投じる。ならば、必要な幹線道路の迂回(うかい)路、情報伝達手段の確保といった事前の孤立解消策に、積極的に取り組むべきだ」と提言する。
 「住宅のオール電化に象徴されるように、農村でも生活様式の都市化が著しい。食料生産や環境面で中山間地が果たす役割は大きい。若者定住や地域活性化のためにも、ライフラインの格差拡大を容認するのはマイナス」と訴えている。


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