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国際交流 楽しんで ラグビーW杯

駐日NZ特命全権大使インタビュー

 開幕まで1年を切ったラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。別府市の記念イベント(7日)に参加したスティーブン・ペイトン駐日ニュージーランド(NZ)特命全権大使(59)に、開催都市の心構えやラグビーの魅力などを聞いた。

 ―いよいよ1年後に迫りました。
 アジアで初のW杯。強豪国のプレーを通して日本人、アジアの人々にラグビーの魅力を伝えるよい機会だ。別府、大分の施設は素晴らしく、準備も順調と聞いている。

 ―受け入れ態勢で大切なことは。
 世界から多くのファンが訪れる。外国語に対応した交通機関の表示や案内の用意は大切で、ネット環境も非常に重要。日本文化をPRするチャンスでもあり、おもてなしの心が大切。外国人に親切な印象を与えられるといい。

 ―観戦の楽しみ方を教えてください。
 ラグビーの魅力といえば力強さやスピードが注目されるが、緻密なボールパスや計算されたフォーメーションが美しく、見ていてとてもきれい。高い能力の一人一人がチーム全体で連動して素晴らしい。

 ―試合会場には多くの外国人が集まりそうですね。
 国際交流を楽しんでほしい。英語ができなくてもジェスチャーで大丈夫。観戦にはビールが欠かせない。外国人向けに和食のスナックもあるといい。

 ―NZといえばラグビーですね。
 アイデンティティーの一部。ほぼすべての学校に芝生があり、ラグビー部がある。子どもから大人まで、最近は女性もプレーする。日常生活でラグビー用語を慣用句として使うほどだ。

 ―NZ代表は世界ランキング1位。強さの秘密は。
 人口500万人足らずの国だが選手層は厚い。代表チームのオールブラックスは、マオリ、ポリネシア、白人が混在し、NZの多文化を象徴している。それぞれの強みを生かして戦っていることも理由の一つではないか。

 ―NZから別府市を訪れてくれるでしょうか。
 きっと来ます。別府と姉妹都市のNZ・ロトルア市にも温泉がある。別府も温泉と観光の街で有名。宿泊施設の人には、かしこまらずフレンドリーな対応をお願いしたい。

 ―タトゥー(入れ墨)の対応が課題といわれます。
 伝統的に部族や歴史、文化を示す意味がある。日本の入れ墨とは別な意味があることを温泉施設や入浴客に理解してもらえるとありがたい。

 ―別府市民へのメッセージはありますか。
 別府には「NZハウス」があり、ロトルアとも長く熱心な交流を続けてきた。NZと日本の2国間関係を象徴する大事な柱の一つだ。オールブラックスのキャンプ決定も市民レベルの交流があったからこそ。昔からの友達だと思って受け入れてほしい。
※この記事は、10月12日大分合同新聞夕刊1ページに掲載されています。
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