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咲き誇る小さな小さな花 今日も創る、見て!障がい者アート

 後藤春枝さん(52)は、毎日ずっと絵を描いている。紙を埋め尽くす小さな小さな花。きれいな色のグラデーションは計算されたものなのか。プロデザイナーらの評価は一様に高い。
 大分市出身。不幸な事故や病気で家族を次々に失って天涯孤独となった。由布市の障害者施設「向陽学園」に入所したのが14年前。重度の知的障害があり、授産作業などはしていない。
 1日8時間くらい絵を描く。紙の切れ端、新品の下着に挟んである厚紙、塗り絵帳などにぼろぼろになるまで描き込んでいく。花、ピンク、ハローキティ。女の子らしいかわいいものが大好き。気分の波が激しく、調子が悪いときはより絵に打ち込むのだという。
 描き続ける姿やその素晴らしい絵に突き動かされた同施設職員の宮崎ゆきみさんが、県内の障害者アーティストによる作品展「元気の出るアート!」の出品につなげた。
 恥ずかしがり屋で集団や騒音は苦手。だが、絵を通して人とつながれることに喜びを感じていることは確かだという。回を重ねるごとに、作品展会場に滞在できる時間も長くなった。後藤さんがきっかけで、施設内で創作クラブが発足し、入所者約20人がアート活動を楽しむようにもなった。絵が世界を広げる後押しをしてくれている。
 デザインの仕事を依頼されたり、作品がポロシャツやバッグなどに使われることも増えた。作品をどう商品化させ、プロ作家として成立させていくか。支援者たちの課題となっている。
※この記事は、8月25日大分合同新聞朝刊17ページに掲載されています。
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