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「胡月」の味、これからも 高木さん、加藤さんが継承

 昨年末で閉店することになっていた別府冷麺の人気店「冷麺・温麺専門店胡月」(別府市石垣東)の継承者が見つかり、存続することが決まった。店主の浦田直美さん(72)は体力の限界から閉店を決意していたが、胡月の味をこよなく愛する宇佐市の高木徹さん(49)と加藤剛史さん(46)に味と思いを託すことにした。2人の修業期間を経て、今年2月に、同じ店舗で新たなスタートを切る。

 店は浦田公太郎さん(故人)が昭和40年代の中ごろ、妻の直美さんと始めた。現在の味にたどり着くまでに試行錯誤と努力を重ね、こしの強い麺とさっぱりとしたスープが多くの人をとりこに。週末には観光客や市民が列をつくるなど、別府冷麺を代表する人気店に成長した。
 直美さんが店を閉じようと決意したのは昨年9月。一方で「『別府冷麺』を広めようと夫と築いた味。常連さんのためにも、しっかりと味を守ってくれる引き受け手がいれば」との思いもあった。実際に多くの企業や個人から継承の申し出があったが、踏み切れなかったという。そんな中、「自分たちの手でやりたい」と何度も店に通う高木さんと加藤さんに情熱と誠意を感じ、店を託すことにした。
 2人は幼なじみ。高木さんは自動車関連企業、加藤さんは建築会社に勤めていたが、料理が好きで「いつか一緒に店を出したい」と夢を描いていた。よく通った胡月が閉店すると知り、「『名店の味』がなくなるのは悲しい。2人で引き継ごう」と決心した。
 継承が決まり、それぞれ仕事を退職。2カ月ほど前から修業のため店で働いている。1月は客を入れずに直美さんからみっちりと教えを請う。長年の経験による絶妙な味を出すには努力が必要だが、直美さんは「彼らなら助け合いながらやってくれる」と太鼓判を押す。2人は「胡月の味を守り、長く愛されるよう頑張りたい」と話している。
 店は昨年12月31日でいったん閉じた。直美さんが厨房(ちゅうぼう)に立った最後の日々は常連客が絶えず訪れた。「感謝の気持ちを伝えられてよかった」。大きな区切りをつけ、すがすがしい表情を見せた。
※この記事は、1月1日大分合同新聞朝刊12ページに掲載されています。

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