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安岐の「ないしょ」に パン店オープン 素材生かした味づくり

 国東半島山間部の過疎集落に今春、不思議な名前のパン店がオープンした。東京都から移り住んだ新田淳菜さん(38)=国東市安岐町朝来(あさく)=が自宅敷地内で手掛ける「ないしょのパン アスク」。周囲にはもり立て合う商店も民家も少ないが、天然素材の味を通して自然の中で暮らす豊かさを伝えようと一歩を踏み出した。

 「わぁ、いっぱい買わないと」。開店2日目の3月31日、初来店した近くの子どもたちが声を上げた。イチジクとクルミのカンパーニュ、黒ごまとクランベリーのべーグルなど、素材を生かした味が100~200円台で並ぶ。自家製酵母と地下水が“隠し味”だ。
 「ないしょ」は地元で台所を指す。「特別ではないけれど家族の健康を考えた温かな食事が生まれるイメージ」から名付けた。一等地とはほど遠い立地を逆手に取り、遊び心で「内緒」の意味も重ねる。「アスク」は地名の朝来に由来。
 東京都出身。夫、子ども2人と都内で暮らしていたが、2011年の東日本大震災で混乱に陥った首都の姿を目の当たりにし、「地方で子育てしよう」と移住を決心。14年春、朝来に空き家を借りて引っ越した。
 以前からパン作りが趣味だった。近隣住民から畑の収穫物を分けてもらうたびお返しに配っていると、「おいしい」と販売を勧められた。子育てに専念する中、「地域に役立ちたい」と考えていた時でもあった。1年かけて開業を準備し、市の補助金も活用した。
 朝来は人口290人、高齢化率54・1%(3月末現在)の典型的な過疎地。「でも自然と共に生きられる。食材を身の回りで手に入れられる」。パンがそんな豊かさを見直してもらうきっかけになればと考えている。「特に子どもたちの世代に伝わればうれしい」
 営業は奇数週の金・土曜日の午前11時から売り切れまで。場所は朝来郵便局近く。問い合わせは新田さん(TEL080・5375・1337)へ。
※この記事は、4月13日大分合同新聞朝刊14ページに掲載されています。

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